冬のフルーツとして日本人に一番馴染みの深いみかん。
こたつの上にみかんがのっているという風景は冬のイラストの代名詞にもなっているほど。
なんたって皮は手でむけるからナイフやまな板などの調理器具を使うことなく手軽に食べられるのが人気の秘密。
そして、いつの日からか、「風邪にはビタミンC、風邪にはみかん」みたいな呼び方をされています。
たまたま家族が風邪引きになって、風邪にビタミンCって本当なのか?と調べていくうちに、興味深い事実が判明しました。
まず、風邪にビタミンCが効くということは、今も論争中で断定できない事実のようです。
そもそも風邪にビタミンCが効くという話がでてきたのは、ビタミンC濃度が高い人が白血球の活性化が活発だということから始まっているようです。
人間の体内にウイルスや細菌などの異物が入ってきた場合、免疫力として白血球のマクロファージがウイルスなどをやっつけてしまいます。
そこで免疫力アップが健康につながるといわれるわけです。
どうやら風邪とビタミンCが結びついたのはここが原点なのかなあ?
さらに、みかんにはシネフィリンという成分が含まれていますが、このシネフィリンは気管支をゆるめる作用がありのどの風邪には効果的な成分なのだと。
ここもみかんと風邪が結びついた一因なのかもしれません。
こうなるとみかんとビタミンCと風邪が俄然結びついてきますが、風邪の予防には効果的であっても風邪を治療には適切な対応が必要でしょう。
また、サプリメントでビタミンCを摂取して風邪予防という方も多いようですが、やはり食品からの摂取には敵わず。
サプリメント摂取で得られるビタミンCはアスコルビン酸が主で、食品からとるビタミンCの1/5しか摂取できないようです。
ビタミンC自体は水溶性なので不必要な分は尿になって排出されますが、やたらめったらサプリメントを飲むというのも問題かもしれませんね。
書いていてなんとなく自分なりの結論が出たのですが、冬にみかんで風邪予防というのは、インフルエンザや風邪の流行のピークが冬で、ビタミンCを摂取することで免疫力の高い体づくりの一因になっている。だから冬にみかんを食べましょうということなのかな。
ちなみに、みかんにはβクリプトキサンチンというカロテノイドが含まれており、抗酸化力にもすぐれている食品で免疫力に優れているほか、骨粗しょう症や美容・美肌効果も優れているといわれておりますので女性は特に食べたい冬のフルーツですね。
食べ過ぎて手が黄色くならないように注意ですが。w
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